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遠野物語

Eテレで、遠野物語と東日本大震災、津波の話をしていた。

柳田國男の遠野物語。

その中の津波の話に驚く。

話の内容は、明治の三陸大津波の話。

主人公の男性は、津波で妻を失い、二人の子供を育てる暮らし。

ある日、夜中にトイレに行くと妻の幽霊を見る。

傍らには、男性。

「その人は誰か?」と夫が訪ねると結婚前に好きだった男と答え、

「子どもは、可愛くないのか?」と聞くと泣いて消えてしまった云々という話。

このテレビ番組で、本当に驚いたのは今回の津波と同じ地域で、

しかもこの主人公は実在していた!ということ。

戸籍が残ってて、しかも子孫がインタビューに答えていた。

遠野物語は、河童や天狗が出て、てっきり空想かと思ってた。

解説の大学の先生が、「この物語は、切れは血が滴るくらいだ」と言った。

目に見えないものを見るとこが、日本人独特の感覚らしい。


そういえば、宮崎駿さんが「庭のここら辺がジメジメして土の匂いがして何か出そうという感覚が大事」と対談で言ってた。

母の実家の庭の竹藪のあたりや地の神様が祀ってあるあたりそんな感じだったな。

いつの間にか目に見えるものしか信じなくなってたな。

ましてや、ネットに吸い込まれている今日この頃。

五感で感じるのも、想像力と動物力UPでいいかもしれない。



追記:

防災の講演に行った。

そのとき、仙台の街は、伊達正宗が救ったと言っていた。

過去の地震・震災の経験踏まえ、伊達正宗が街を高台に移動し、今日、人命を救ったと。

また、防波堤の設計もさまざまで植林から堤防まで優れた防波堤は津波を防ぎ残っているそうだ。

公共事業の設計や責任者、担当者は不明らしい。

仙台の小中学校の耐震工事が完了してて被害が少なく、よかったと思った。

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