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『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』

ヤマハ浜松店に楽譜を買いに行き、偶然、手にした本。

『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』(新潮新書)  浦久俊彦著

このキャッチィな題につられて、買ってしまったが、なかなか骨太でオモロカッタ びっくりニコニコ

音楽、歴史、当時の暮らし等いろんな切り口から語られていた。

貴族とブルジョワ、超絶技巧と精神性、芸術とショービズ、エレガントとシック、リストとショパン等。

フランスの文化で、今まで理解できなかったところも納得できた。サロンや当時の婚姻関係等。

作者の視点の高さ、造詣の深さ、好奇心旺盛なところが、すごく楽しかった。

例えば、作者が、電気もガスもないフランスの片田舎に住んだ経験から、

風の音、鳥の声など自然の音だけの毎日を送っていたリストの頃の人たちが、

初めてピアノが奏でる音楽を聞いたとき、どんなだっただろう?。。。なんてところは、ワクワクした 音楽

考えるきっかけになる本だった。



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